現神社の西側境内に約250年前に辰之尾の地に天王さまというお社が勧請されました。明治42年福川内各地域の守護神と守護神天王さまを合祀し、更に翌年の明治43年、村社、埴安社を勧請して、現在の場所に氏神様としての辰尾神社が創建されることになりました。
各所に名前にもある辰に由来するものがあり、神社内にある「昇龍木」もその1つです。昇龍木は珍しい形をしており、まるで龍が昇る姿を思わせます。見る場所によって与える印象が変わる姿は、訪れた人々を惹きつけます。
福川地区は、以前は相撲が盛んに行われており、多くの力士が訪れました。それを縁に横綱などの手形が贈られましたが、現在は辰尾神社で保管されています。行事の際には一般に公開することもあります。
また、春祭り(5月)・夏祭り(7月)・秋祭り(10月)が行われ、大晦日には竹灯篭、2月に節分祭など1年を通して多くの行事が行われます。多くの方々が訪れ、親しまれる神社です。