永正年間(1504-21)に創建されたと伝えられる曹洞宗のお寺。
寺宝として、純金で造られた像高4.29cmの「金造菩薩形坐像(きんぞうぼさつぎょうざぞう)」が所蔵されています。黄金仏は、嘉永6年(1853)に、松田好松という村人が楞厳寺裏山で土中から発見し、寺に奉納されたもので、出土の経緯を記した記録や出土した地点も残っており、昭和62年県指定文化財に指定されました。
楞厳寺の山門をくぐると、黄金仏が出土したことに由来する観音岳への登山道が整備されており、道中には四国八十八カ所の分霊場や奇岩があったりと、変化に富んだハイキングコースとなっています。