児玉神社は、地元有志の発起によって、大正12年(1923年)に児玉源太郎を祭神として創建されました。社殿は、神奈川県江ノ島に建設されていた神殿と附属建物を、旧邸の跡地である現在地に移し建立したものです。
児玉源太郎は、台湾総督として台湾での政治を任されたとき、台湾の文化や歴史、人々の習慣を調べ、それらを尊重しながら改革に取り組みました。例えば、土地の調査や砂糖工場の建設、台湾の特産物の生産奨励、鉄道や港の創設などを行い、台湾の発展に尽力しました。
そんな児玉源太郎の偉業を末永く称える記念樹として、大正15年(1925年)、児玉神社のそばに、タイワンゴヨウ(台湾五葉)の幼木数本が台湾から取り寄せられ、植えられました。タイワンゴヨウは台湾原産のマツで、日本に植栽された記録はなく、大きく熟成したものは、学術的に貴重なものと言われています。
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